パリ木の十字架少年合唱団〜歴史的録音の響き 1
2019-02-15



禺画像]

禺画像]
 老化するにともない耳が退化している。1999年にCDからレコードにシフトしたが、去年あたりから、さらに78回転盤に・・・。ピッタリ来てしまった。この盤は、たぶんSP盤の復刻。実際にSP盤で聴くのとは微妙に音が違うが、CD盤でも雰囲気は伝わってくる。合唱もソロも落ち着いて大人っぽく聴こえてくる。
 収録曲のうち数曲はSP盤でも聴いたが、合唱やソロの技術以前の個性やハートが素のままに表現されていて伝わってくるものが多い。
 今は情報がワールドワイドになってきて、合唱技術もワールドワイドになってしまって、少なくとも80年代初め頃までは個性が際立っていた合唱団ごとの演奏も、平均的に上手になってしまった・・・。必ずしも技術が素晴らしかったとは断言しかねるけれど、個性ゆえに求めて聴くこともあるので、歴史的な録音が時代の空気とともに再現されるのは嬉しい。この頃のパリ木のソリストはソプラノというよりもアルト寄り。時代故なのか、低めのソロが不安や悲哀を醸し出す。
[パリ「木の十字架」少年合唱団]
[音楽]

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット