ウィーンの森少年合唱団 〜 1988 学習院初等科音楽鑑賞会
2018-08-02



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 レコード・ジャケットの裏面に初等科長 小野田先生の「学習院初等科では、毎年全校児童で、ヨーロッパの世界的な少年少女合唱団の音楽鑑賞会を行ってきました」のご挨拶があるので、当時はそのような方針で続けられていたのだと思う。77年から80年代を学習院初等科で過ごされた方々は(Choirファンでなくても)バランスの良い選択で良い時代の演奏を聴いたのだなと感じる。
 森の良さは、「極めていないような」演奏。極めの前に止めて、愛らしさで迫ってくる。その究極の形が1968年頃でレコードとして結晶化している。
 この1988年も注目して良い年かもしれない。LDで映像が残されている。
 レコードを聴く限りでは、「森」らしさが出ていて、森のファンはこの合唱の雰囲気が好きなんだと思う。残念なのは、選曲。「私のお母さんはウィーン生まれ」が無い。私にとっては「私のお母さんはウィーン生まれ」=「森」なのだが。どの合唱団よりもこの曲に似合う、というか、この曲を歌うために森は存在して居るのだが(←と勝手に思っている)。
 この音質・「森」っぽさを受け付けない向きには、わからないが、歌い方に1968年頃の面影があって切なくなる。
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