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音楽になったこの作品とリアルタイム時に出会ったとき、私は、「個人(←私ってことです)が幸福にならないうちは、世界の幸福はあり得ない」と思っていた ちょ〜ちょ〜自己中な人間。
でも、なぜか今、気になるんですよね〜、彼。 宮沢賢治氏。
この盤には他では聴くことのできない宮沢賢治作品に旋律がついた曲が収録されています。
(というよりも、おそらく最初で最後の演奏が収録されています。)
作曲者が日本語を解しない外国人。・・・なのに言葉が、自然な旋律にのっているのです。
「海だべがと おら おもたれば やっぱり光る山だたぢゃい」
???・・・。
詩(文字)だけではわからなかったものが、音で聴いたら、パーッと視界が広がり、風景が見えました。
たぶん、私も時空を越えたところで、賢治氏と同じような風景を見ていると思うのですけれど。
長生きしたけれど、私は、賢治氏のような域には達していないなあ・・・というか、遠いなあとおもう。
で、なんとなく、この音源を出してきて聴いたりしたわけで…。
「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」って着想は…すごすぎます。と思います。
そういう感性の詩人の作品を外国人作曲家に依頼し、旋律を付けて、歌ってしまった盛岡少年少女合唱隊もすっごい感性だと思うわけです。
・・・などとトロトロ思い巡らせながら生きているきょうこの頃の私です。
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