少年合唱 Les Petits Chanteurs a la Croix de Bois パリ「木の十字架」少年合唱団 〜 100周年記念はしっとりと大人びた合唱で
2016-03-22



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Les Petits Chanteurs a la Croix de Bois(70022640645)
100周年記念のベストアルバムで1935年から2006年までの演奏の中からピックアップされて収録されている模様です。私は、デルシーヌ神父様時代のファンなので、74年の録音がリアルタイムの演奏で、その数年後のバール君の演奏が無条件に最愛の演奏だったりします。ベストアルバムなので、それこそ完成度の高い演奏群ではありますが、私はこのアルバムは、初めて聴く方よりも、ずっとファンしていた方に持っていて欲しい1枚かな、とか思います。キラキラだった頃から渋みを帯びるに至るまで、合唱の質というか声の色彩の変遷を感じることが出来るので老舗ファンにはそのあたりを慈しんで欲しい、と。新規ファンには新規録音で現在を知ってファンをするのがおすすめです。
映画「コーラス」のモニエくん以後、おフランスといえば、サン・マルクに持って行かれた感がありますが、パリ木には男の子の声故の、やわらかさやさしさ素朴さがあるようです。収録曲の1曲1曲が、その時代を象徴し、それぞれの時代の「パリ木」が迫ってきます。とにかく編曲と演奏(合唱とソロ、そしてそのバランスも)が素晴らしい。いかにこの合唱団を愛していたか夢中になって聴いていたかを思い出させてくれました。あ、もしかして、これから聴く方にもおススメかも。ピンときた演奏があったら、録音年代をチェックして、その時代の録音から聴き始めるのが良いかも、です。
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