音羽ゆりかご会 扉を開けて 創立65周年記念アルバム
(Sony Records SRCL 4363)
クリスマスも近いですね。
きょうお誕生日の方、おめでとうございます。
ご健康でお幸せな日々をお過ごしください。
子ども時代、児童合唱団に入りたいとあこがれつつTVで子どもの合唱団を聴いていました。が、「ゆりかご」の番になるとホッと一休み、というか緊張?がとけたもの・・・。入りたい合唱団ではなかったので・・・。
金属音的に張り詰めた子どもの「幼なすぎる」声。・・・イメージに残っていた「ゆりかご」の合唱でした。
それが、今回、聴いてみてビックリ!
シャープに聴こえることはあるけれど、清潔で洗練された超木管系で、完成度の高い表現に聴こえました。もちろん、機械を通して録音された音を聞いているわけだからそこに「加工」は入っているんでしょうが、いやらしさは全く感じません。
何よりも驚いたのは、キンキンキラキラ金の粉だけの声だと昔思い込んでいたのが、金粉の輝きは残しつつも、究極の超木管系に変貌した如くに聞こえること、です。
ソリストがほぼ、癒し系の「貧ちゃん」声。(「NHK教育TV「おじゃる丸」のエンディングテーマを歌っていた神様の貧ちゃん)
昔のイメージと特にソロが違いすぎたので、呆然と聴いてしまいました。
合唱は「ゆりかご」。
専門的なことはわかりませんが、音を鼻から抜くときにテクニックを感じてしまいます。
ソロを聴くとやさしい気分になってしまう・・・。
「ゆりかご」を侮る無かれ。です。
この子達、国内の他の合唱団よりも腹筋が強いですよ、きっと。
これはイートンとともに借りたCDでしたが、どちらかというと、「ゆりかご」の方が魅力的。
カバーになっている古い写真も良いですね。ソリストの名前があるのも良いです。
ここのソリストはたぶん全員がかなりのレベルにあるように思います。アルバムのイメージが時代的に古い感じがするのは、「精神が健康だから」かも。
とにかく、きちんと活動が続いていて・・・なつかしくも、嬉しかったCDです。
2002年頃、男性歌手でヒットした「 15.大きな古時計」も、貧ちゃん声(もといゆりかご会)のソロできくと、より曲の味がジワ〜っと染みてきます。
子どものころは意識して聴いたわけでもなかった「ゆりかご」のCDをいろいろな合唱団を聴いた後で、あらためて聴きたいと思う日が来るとは思ってはいませんでした。
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