禺画像]
St. Davids Cathedral Choir (abbey APR 301 Stereo)
Nicholas Jackson,Organist and Master of the Choristers
Philip Raymond, Solo Treble
バス・テノール・アルトまでは伝統的な人選ですが、この聖歌隊は、トレブルとソプラノがごっちゃ(混ぜ)の編制なのです。少年少女(+女声?)なわけです。
Solo soprano: Sian Phillipsが、少女声(女声?)なのでした。そこが、Second trebleを使っていたLichfield Cathedral Choirと違います。
Philip Raymondくんも、写真写りと背景はバッチリです。
おそらくは、その地方の誇りと象徴でもある大聖堂の、ある時代の聖歌隊員を任されている自負に溢れているようです。
この盤のカバー写真におけるソロトレブルの扱いを見ても、周囲がいかに聖歌隊や聖歌隊を象徴するトレブルに尊敬を払っているかも感じてしまいます。
Sian Phillipsさん の Solo sopranoは、エアをブレンドしたトレブルのテイストでした。CHOIRになじんだ声質です。
聖歌隊は少女(女声?)も入隊させているけれど、ソリストにはいかにもイギリスのトレブル的な声を採用している。ということは、イギリスにおける聖歌隊の少女声(女声?)は、もしかしたら、トレブルの代用でもあるんじゃないでしょうか。本音はトレブルで行きたいんじゃないか?とか勘ぐってしまいました。
Philip Raymondくんの、声と演奏が、写真に似合わない可愛さ&幼さです。スタンフォードなんかは可愛いのも良いかも、なんて錯覚しかけたのですが、即、合唱が・・・。
ですが、イギリスのソリストお約束のHear my Prayerもフルでしっかり歌っています。さっすが、ソリスト盤。
イギリス全土のCHOIRにとっても、歌いなれた曲なのか、ソロを支える男声部も張り切りがち。
「我らが郷土の誇り」盤といえると思います。
セコメントをする